鉄分過多

アニメオタクなPCゲーマーが唐突にトライアスロンデビュー 3種目未経験ながら3年目にしてIRONMAN KONA World Championshipへ出場を決める。 そんなIRON(鉄分)MAN過多な日記

CEEPO MAMBA(17年モデル)インプレッション

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今年の5月、TREK Speed Concept からCEEPO MAMBAに乗り換え、シーズンを通して使用しました。

 

出場レース

  • 宮古島トライアスロン 10:15:42(総合138位・年代別4位)
  • IRONMAN70.3 JAPAN 5:02:58(総合102位・年代別9位)
  • 皆生トライアスロン 9:45:36(総合53位・年代別3位)
  • IRONMAN TAIWAN 11:44:17(総合57位・年代別1位)

宮古島トライアスロンTREK Speed Concept 使用

 

何故格上のTTバイク、Speed Concept から格下のロードバイクMAMBAに乗り換えたか?

1.ポジションの変更に手間がかかり、幅が狭い。

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Speed Concept はピュアTTバイクであるが故ハンドル、エアロバー、ステム、ブレーキ全て専用品になる。

エアロバーには好みがあり、変化もするがSpeed Concept は数種類から選ぶことしか出来ない。そしてケーブル類はフル内装なのでメカニカルコンポーネントの場合、ステムの上げ下げや長さの変更、エアロバーの高さ調整や変更は分解が必要になり、当然ワイヤーも引き直しになる為、電動コンポーネント必須。

専用のブレーキは利きに不満はないが、調整が面倒で、一度ワイヤーを張ってしまうと調整幅は広くない。

MAMBAの場合「ロードバイク」である為、パーツ構成は自由だ。メカニカルコンポーネントでもステムの交換、高さ変更、エアロバーの高さ変更は自由に出来る。

ブレーキもキャリパーブレーキなので調整しやすく、メンテナンス性も高い。

 

2.トラブル回避

①に類するが専用品はトラブルに弱い。レースに来て「メカトラブルでDNFでした。」は笑えない。

バイクが汎用品で構成されて入れば現地調達も可能だし、ワイヤーの引き直しだってできるだろう。

 

3.パッキングが楽で、選べる

僕のSpeed Concept は趣味でメカニカルコンポーネントSRAM RED22を使っていたがこの場合、バイクケースはハンドルを分解しない「SCICON エアロコンフォート」くらいしか選択肢が無くなる。パッキングの楽さで言えばこれ以上の物はないが、ソフトケースで海外に行くのは不安要素が大きすぎる。実際に今年のIRONMAN TAIWANで悲惨なバイクケースの扱いも目の当たりにした。

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TAIWANでの記事2017 IRONMAN TAIWAN (5日目〜6日目) - 鉄分過多

ハンドルを分解出来れば好きなバイクケースを選べ、頑丈な箱型も使える。僕はパッキングのし易さから一体型のエアロハンドルでは無く、ステムにエアロハンドルを付けているのでパッキングはステムを緩めてハンドルを折れば済んでしまう。

使っているバイクケースの記事premiere パネルガードバイクケース - 鉄分過多

 

4.軽い

TTバイクはそもそも平地を淡々と走る物なのでロードバイクと比べるのもナンセンスだが、重い。

加速性や登頂能力はMAMBAに軍配が上がる。これは好みだが僕は体格が小さいので軽めのバイクの方が扱い易く、好きだ。

 

MAMBAを選んだ理由

1.ポジションが出る

トライアスロンバイクはポジションを出すのが大切だ。ポジションを最適化すればバイクパートを大幅に短縮出来ると思っている。

そして171cmしか無い僕がポジションを出す上で大切な事はヘッドチューブの短さだ。

"ヘッドチューブの短さ=どれだけ落差を取れるか"とも言える。僕のMAMBAはSサイズだが、Mサイズでも乗れる。が、トライアスロン的に考えるとハンドルを下げる必要があるのでハーフサイズ〜ワンサイズ落とすのがベターでありSサイズにしている。

逆に身長が175cmを超えてればヘッドチューブが長くともサイズ落とせばいいだけなので、どんなバイクにも乗れる。

 

2.安い

日々トレーニングをする、トレーニングをすれば落車もするだろう。

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一時期、フレーム価格55万のTREK Emonda SLRに乗っていたが、とてもトレーニングで攻めようなんて思えなかった。結局トライアスロンのレースで落車してクラックが入り乗り換えとなったが、正直ホッとした「もうビクビクしてバイクに乗らなくて済む」と。

CEEPOラインナップでMAMBAは一番安いモデルで税込約25万だ(17年モデル)この値段はかなり上手い値段設定だ。壊れても「残念だけど買い直すか」と思える値段。

 

3.キャリパーブレーキ

上記したが専用ブレーキは色々と手間がかかる。その点MAMBAはキャリパーブレーキの為組み付け、調整が容易だ。

リム幅の違うホイールに変えた際、ブレーキシュークリアランスを変えたい時、トラブルがあった時、簡単にブレーキの調整が効く。

そしてブレーキを選べる。僕のMAMBAはSRAM eTap組だがブレーキはシマノ アルテグラを使用している。SRAMのブレーキは見た目が好みじゃないのとブレーキはシマノにしたいと思っている事。フィーリングが好みである事だ。

TTブレーキは形状上ブレーキをかけやすいが故、ガチッとしたフィーリングのデュラエースではロックしやすくなる為アルテグラにしている。

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MAMBAと同じフレームでリアブレーキがBB下となっているSTINGER もあるがMAMBAにした理由もメンテナンス性と調整のし易さからだ。あとBB下は汚れる。

 

MAMBAインプレッション

バイクとしての感想としては「まっすぐ走るバイク」という感想。

ロードバイクとしては加速の良さに欠けるが、ロードバイクとして見ると直進安定性が抜群に良い。TTバイクの「横からド突かれない限り倒れない」位の安心感は無いものの、強い横風でも十分エアロポジションで走って行ける安定感がある。なのでロードバイクとTTバイクの中間といった所だ。

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またヘッドチューブの短さのお陰で171cmの僕でもしっかりポジションを作ることができる。

特別優れた部分は無いが、トライアスロンに必要な要素を備え、無難に走るバイク。それがMAMBAだ。

 

CEEPO MAMBAは最高だった

“MAMBAを選んだ理由” が「最高だった」理由でもあるがシーズン中乗り込む事で更に良いと思った点を挙げる。

1.下りで攻められる

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MAMBAの前はTTバイクのSpeed Concept に乗っていた。Speed Concept のハンドリングもTTバイクにしては悪くないし、下りでもしっかり曲がるが「攻められる」程ではない。しかしMAMBAは"ロードバイク"である為ハンドリング性能は申し分無い。そしてトライアスロン用である為ホイールベースを長くして安定性を高めてある為、下りで攻めても怖くないのだ。

レース向けロードバイクの下りは怖い。ロードレースを想定したハンドリングの為、安定感がないのだ。その点MAMBAのロードバイクとしての軽さと安定性のバランスは最高だ。ロードバイクとしては二流かもしれないが、それで良いのだ。

 

2.頑丈

CEEPOのバイクは高いモデルと安いモデルで使っているカーボンが違う。高いモデルはハイモジュールカーボン100%

MAMBA、VENOMはインターメディエイトカーボンとのミックス。

何が違うか?要はハイモジュールカーボンの方が剛性が高いのでインターメディエイトカーボンと同じ剛性でもカーボン層を薄くできる。つまりフレーム重量を軽くできるのだ。だが、インターメディエイトカーボンとのミックスで良い。

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以前トレーニング中下りで落車し、ハンドルをトップチューブにヒットさせてしまった。表面に線が入りクラックかと思ったが塗装を剥がしてコインチェックをしてみたところ何ともなかった。

その後もトレーニング、レースと乗り込んでいるがクラックの気配がしないので塗装にヒビが入っただけだったらしい。

トップチューブ部分はハイモジュールカーボンかインターメディエイトカーボンか分からないが、落車しても耐えゆる強さは乗り込む上で心強い。

この点も"レースバイク"として見ると二流なのかもしれない。Emonda SLRのトップチューブはカーボン層が薄い為押すと凹む。レースバイクはカーボン層を極限まで薄くし、軽くする。MAMBAはそうではない、だがそれで良い。

 

MAMBAはどの層にもお勧めできる。

以上がMAMBAの良さだ。これを踏まえ特にMAMBAをお勧めしたいユーザーは

CEEPOのフレームはXSから展開しているので女性には特にお勧めしたい。

 

今後上位グレードのKATANAやVIPER を買うか?

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買わない。

CEEPOの上位グレードは高い。この「高い」とは金額と言う意味ではない。"トライアスロンバイク"として視野を広げた時、この値段では魅力がまったくないのだ。

KATANAは45万、VIPER は55万と62万。上位モデルとしては妥当な値段であるが、海外ブランドは最新の技術を駆使したフレーム形状、トライアスロンバイクならではの一体型ストレージやハイドレーション機能 を盛り込んで同じ値段で販売している。

その中CEEPOはあえて汎用品を使う扱い易さと、アフターサービスの良さで売らないといけない。これではとても太刀打ちできないと思っている。

例えばKATANAの45万、45万出せば殆どのブランドのトライアスロンバイクを買える。海外ブランドはグレードを下げるとブレーキやハンドルが汎用品になる。そこであえてフレームグレードを下げ、浮いたお金で電動コンポーネントにするなりホイールを良くするなり出来る。

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 ミリンダ・カーフレー、ダニエラ・リーフと連覇を続けているFELT IAもトップグレード以外はノーマルブレーキでステムも汎用品と思われるのでステム、ハンドルも選べる。それでいてトップチューブと専用ストレージボックスが付く。これで35万だ、差額の10万でアルテグラdi2に出来る。

ブランドによっては専用ハンドルで専用ブレーキの空力に特化したピュアTTバイクだって買える。

その条件を踏まえて考えるとCEEPOの上位グレードを買おうとは思えない。

 

まとめ

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CEEPO MAMBA は素晴らしいバイクだ。

今年の皆生トライアスロンではバイクパート4時間39分、バイク順位31位。総合順位53位、年代別3位になれた。去年Speed Concept で出場した時はバイクパート5時間8分、総合順位220位で大幅に順位を上げた。

またIRONMAN TAIWANでも180cmを超える白人とバイクパートで肩を並べ年代別1位を獲り、念願のKONAスロットを獲得した。

トレーニングを積んだ上での結果であり「MAMBAだから」と言うことはないだろうが、皆生トライアスロンではMAMBAの下り性能のおかげで下りで攻められ、差を広げることができたし、海外レースも輸送を不安なくノートラブルで迎えることが出来た。

この価格でアフターサービス含めたこのパフォーマンスは同じ価格帯では頭1つ飛び抜けている。

今回の記事を読むとMAMBA>TTバイクと思うかも知れないが、TTバイクを扱える知識と環境、金銭的余裕があるのであればTTバイクの方が良いに決まってる。これは間違いない。が、何事にも堅実に行こうと思っているのであれば思っているのであれば是非MAMBAをお勧めする。

 

またCEEPOの上位グレードは値段の割に魅力が無いとも言ったが、日本人として日本ブランドであるCEEPOを応援し、購入したいと思っている。ただ大手ブランドと比較すると高いと言うだけ。金銭的余裕があり、アフターサービスと田中社長のカリスマ性に惹かれたのであれば上位グレードを買うのも良いだろう。

 

取り敢えず僕はマットブラックのMAMBAも一本欲しい。