エイドステーションで何をすればいいの?立ち回り紹介と注意点
「エイドステーションで何をすればいいのかわからない」
「エイドステーションでもたつくのを直したい」
「スペシャルニーズってなにを預ければいいの」
今回はそんな悩み、疑問について解説、紹介していきます。
エイドステーションって?
エイドステーションとは、簡単に言うとアスリートをサポートしてくれる場所です。
エイドステーションが利用できるのは、バイク、ランで、それぞれに合ったサポートを受けることができます。
場合によってはスイムでもエイドステーションのようなものもあります。
バイクでは主にドリンクのサポートですが、ミドルや、ロングなど競技時間の長い種目の場合はジェルや、フルーツ、パンを配ることもあります。
その他に、スポンジや氷など冷却アイテムも渡してくれたりします。
ランではこれに加えて、もう少し食べ物のバリエーションが増えたりします。
バイクであまり手間のかかるものだと、時間がかかりますし、危険だけどランではそういう心配がないからってことですね。
エイドステーションには必ず「ごみ捨て場」が設けられています。
なので空のボトルや、補給食のゴミ、スポンジなんかは必ずそこで捨てるようにしてください。
エイドステーションにはトイレも設営されています。
ただ全てのエイドステーションにあるとは限らないです。
競技ガイドにトイレのあるエイドステーションが案内されているので、事前に覚えておきましょうね。
スペシャルニーズ
ミドル、ロングの場合は「スペシャルニーズ」という制度もあります。
エイドステーションの物は大会側が用意した物だけれど、スペシャルニーズは事前に自分で受け取りたいものを袋に入れ、大会側に預けておくとスペシャルニーズの受け取り場所で受け取ることができます。
でも注意として、スペシャルニーズを預けたものの受け取らなかったら、ゴミとして処分されてしまうことが多いです。
そのためスペシャルニーズは「捨てられてもいいもの」を入れましょう。貴重品とか入れちゃだめだよ!
なのでスペシャルニーズには自分がレース中
「これが食べたくなるんだよね!」
「これを食べると元気が出る!」
という食べ物や、バイクやランで一度に持つには多すぎる補給食を半分預けたりしましょう。
あとは替えの靴下とか、海外だと家族の写真を印刷して入れたり、手紙を入れてもらったりする人もいますよ。
エイドステーションでの立ち回り
僕がエイドステーションでしている立ち回りを紹介します。
エイドステーションでもたついてしまう人、焦ってしまってミスしてしまう人は真似できるところがあれば、ぜひ真似してみてください。
各種目の紹介の前に共通するポイントがあります。それは
トイレはトランジションエリアで済ませてしまいましょう!
エイドステーションのトイレは1つ2つしか無いので、場合によってはかなり待ちます。
トランジションエリアはトイレがたくさん用意されているので、タイムロスを防ぐためにも「まだいいかな」と思っても済ましてしまった方がいいですよ。
スイム編
スイムで一度陸に上がるコースの場合は、そこにエイドステーションがある場合があります。
とはいってもあるのは水だけだと思いますが、あるのであれば水を一杯、飲んでおきましょう。
泳いでいると気づきにくいですが、ウェットスーツを着てそれなりのペースで泳ぐのは結構汗をかくものです。
運動中はできるだけ体内の水分を一定に保ちたいので、水があるならコップ一杯飲んでおくだけでも、その後に生きてきます。
また口直しの意味でもおすすめです。
海で泳ぐと口の中がシバシバになりますからね。
バイク編
空のボトル、ゴミをダストゾーンで捨てる
エイドステーションの入り口と出口にはダストゾーンがあります。
ダストゾーンの手前でドリンクを飲み干したままボトルを咥えておいて、もう一本を手に持ち、ダストゾーンで捨て、その後咥えていたボトルも捨てます。
一本ずつバイクから抜いて捨てるより、こうしたほうがスムーズですよね。
ボトルを捨てるついでにゴミがあれば一緒に捨てます。
周囲の安全確認
エイドステーションでの接触事故は特に多いです。
接触して落車して、完走できなければ元も子もないので落ち着いて、周囲の確認をしましょう。
・今は右に寄ってるけど、エイドステーションの前で、突然左に入ってこないか
・ふらふら走っている人はいないか
・前の人はエイドステーションの途中で止まる気配はないか
「右側を走っていて、エイドステーションはスルーかと思いきや突然内側に入ってくる、かもしれない」
「バイクの操縦が不安定でフラついてるからぶつかる、かもしれない」
「エイドステーションで止まってボトルを受け取ったり、体を冷やす人もいるので、前方の人も突然止まる、かもしれない」
エイドステーション付近では「かもしれない」運転を心がけましょう。
そして自分自身も、この様な事故を招く様な行動はしないようにしましょう。
エイドステーションで受け取ったボトルをバイクにさす時も、まず前方の安全確認をしましょう。
ボトルをバイクにさすのに目を離した瞬間、前方の人とぶつかって落車している人がかなり多いです。
欲しいものを受け取る
エイドステーションに侵入したら、「水ください」などと大きな声や、ジェスチャーで自分の必要なものをアピールしましょう。
ボランティアは大勢のアスリートをサポートしながら必死に立ち回っています。
ボランティアに分かりやすいよう、アピールするのも大切です。
受け取りやすいよう減速してボトルを受け取り、バイクに必要なだけボトルを挿します。
その後もう1本もらって一口飲み、残りは体にかけて、そのボトルはその場で捨てます。
ポイントはエイドステーションでは、バイクに挿したボトルに手を付けない事です。
ボトルを補充した後、新たにボトルを受け取って、その時の給水を終わらせてしまえば、補充したボトルに手をつけるのは先になるので
「ボトルの水がない!」
ということになりにくくなります。
それとエイドステーションのドリンクは冷えているので、走行中ボトルの水を犠牲にして体に水をかけるよりも、エイドステーションで受け取ったばかりの冷たい水を体にかけたほうが効率的です。
僕はレースでもドリンクボトルは2本しか持ちませんが、この立ち回りなら真夏でも足ります。
ラン編
ゴミを捨てる
使ったジェルのゴミはポケットに入れてあるので、エイドステーション手前でゴミを手に持っておいてゴミ箱にゴミを捨てます。
氷をもらう
帽子を脱ぎ、帽子の中に氷を入れてもらいます。
また背中を広げて、背中の中にも氷を入れてもらいます。
氷を使った冷却テクニックはこちらの記事で紹介しています。
ドリンクを飲む
コップで配られたドリンクはそのままだと飲みにくいです。
潰して、飲み口を作ってあげると飲みやすくなります。
必ず守ってほしいこと
ゴミは必ずエイドステーションで捨てましょう!
同じことの繰り返しですが、ゴミは必ずエイドステーションのごみ捨て場で捨ててください!
指定場所以外にゴミを捨てて、マーシャル(審判)に見つかるとペナルティ、悪質な場合はDNQ(失格)もあります。
というか、指定場所以外で捨てたら、それポイ捨てです!
レース中でもポイ捨ては許されません!
それに大会が終わったあと、至るところにゴミがあったら開催を許してくれた街に失礼ですよね?
大会への感謝、ボランティアへのリスペクトも含めて、しっかりゴミはゴミを捨てるところで捨てましょうね!
ボランティアへ感謝を忘れずに
エイドステーションでアスリートをサポートしてくれるのは「ボランティア」です。
暑い中、僕たちアスリートをサポート”してもらって”います。
最近よく聞くのは「ボランティアに怒鳴るアスリートがいる」という事。
説明会で注意されるほど、問題になっているみたいです。
レースに必死なのは分かりますが、ボランティアへ「敬意」はどんな時でも忘れてはいけません。
それにボランティアに怒鳴ってるほど「心の余裕」がないアスリートは、必死になるほど成績は良くないです(笑)
僕はレース中「常に20%の心の余裕。100%になるのはゴール前だけ」と決めて競技をしています。
20%の心の余裕があれば、エイドステーションでも落ち着いて行動することができます。
もし必死になりすぎてると思ったら一度、自分自身を俯瞰で見てみて、落ち着くようにしてみましょう。
その方がきっと、結果は良くなりますよ。
大塚製薬工場 経口補水液 オーエスワン 500mL丸PETx24本(ケース)
- 出版社/メーカー: 大塚製薬工場
- 発売日: 2016/03/12
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログ (4件) を見る